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投石信仰の石倉神社

石倉神社
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住所
京都府乙訓郡大山崎町字円明寺鳥居前

円明寺の里、樹木がうっそうと生い茂る一角に小さな社があった。
その昔から、農耕の神様として近郷近在から信仰を集めていた小倉神社の参道沿いだった。

よく晴れた秋のある日、里人の一団がこの小さな社にやってきた。
社殿の前で伏し拝むと、小石を拾い始めた。
小石を握りしめて「今年豊年満作、無病息災で過ごせますように」といったかとおもうと、その小石を社殿に投げつけた。
一人ではない。次から次へと里人は石を拾っては投げつけた。
神様に石を投げつける、一般の神社もうででは考えられない異様な光景だ。

当時石には神様のほか、人の魂も宿るとされていた。
病気になったとき、伝承の薬草以外の名薬は石に祈ることであった。

石を投げ「おはらい」を受けるという習慣が、いつの間にか伝えられていたのだ。
石は神社の屋根に当たっては跳ね返り、年々周囲の石の数が増していった。
この小さな社は石倉神社と呼ばれた。
里人は石倉神社に石を投ることで「おはらい」と「みそぎ」を受け、その後小倉神社に本参りに行くのだ。
石を投げる風習は明治の中頃まで、調子・友岡・下海印寺・神足などの人たちの間で続けられていたという。

現在の社は昭和40年頃、地元の人の手で修理、再建されたものである。
左へ行くと小倉神社、右へ行くと金ヶ原・奥海印寺・柳谷観音へ通じるところにあるので、道路の悪霊を防ぐ「道祖神」だという説もある。

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