


耐震基準ってご存知ですか?

こんにちは、ピタットハウス浜松町店の吉富です。
お部屋探しをしているとしばしば”耐震基準”という言葉を耳にするかと思いますが、
どのようなものかご存知でしょうか?
今回は少し長くなりますが耐震基準についてお話をしようと思います。
まず、耐震基準には旧耐震基準と新耐震基準があります。
1981年5月31日までに確認申請を受けたものが旧耐震基準の建物にあたります。
新耐震基準は同年の6月1日以降に確認申請を受けたものを指します。
確認申請とは、建築前に役所に提出する書類のことです。
耐震基準についてはこの確認申請が1981年の5月31日までに受理されたものと、
6月1日以降に受理されたもので区分されています。
二つの基準の違いについては、
旧耐震基準が震度5弱の地震で倒壊・崩壊がしないことに対して、新耐震基準が震度6強〜7程度で倒壊・崩壊しない事とされています。
実際に熊本地震における倒壊率が新耐震基準のもので10%ほどに対して旧耐震基準のもので28%ほどと、
必ずしも倒壊しないとも限りません。
あくまで地震に対して最低限の安全を保証する基準となる為注意が必要です。
ただ近頃は耐震等級というものが1〜3までの3段階定められており
耐震等級が3のものはエントランス部分に書かれていたりSUMMOなどでセールスポイントとして紹介されていることもあります。
意外な点として構造によって耐震性が変わることはないそうです。
なんとなくイメージ的に鉄筋コンクリートは木造より地震に強いイメージがありますが、
耐震基準に構造は関係なく木造や鉄骨造でも耐震等級3の建物は建築可能みたいです。
長くなりましたが、地震に関してはいつ来るか分からない為
日頃から備えることが大切ですね。
お引越しの際に今回の内容がお役に立てば幸いです。