

恐山と薬研で楽しむ、むつの秋

10月のむつ市は、秋の風景とともに、少し厳かな空気をまといます。
むつ市と言えば恐山を思い浮かべる方もいるかもしれません。
日本三大霊場の一つに数えられる恐山では、10月の体育の日を最終日とする3連休に「秋詣り」が執り行われます。
先祖供養や家内安全、豊作祈願の祈祷、さらにはイタコの口寄せも行われ、多くの参拝者で賑わいます。普段は静けさに包まれた霊場も、この時期は全国から訪れる人々でにぎわいを見せます。実際に訪れると、その厳かさやこの時期ならではの紅葉に彩られた境内の美しさに心を打たれるはずです。
ところであまり知られていませんが、恐山には地元民に愛される温泉があります。
硫黄の香りがしっかりと漂うかなり本格派の湯で、温泉好きの方には格別の体験になります。
観光ガイドにはあまり載っていない、地元ならではの隠れた魅力といえるでしょう。
香りが控えめで入りやすい温泉を探している方には、薬研渓流近くの温泉もおすすめ。
むつ市中心部から車で約40分ほどの距離にあり、週末のドライブにもぴったりです。
薬研渓流は紅葉のスポットとしても有名で、紅葉散策のあと気軽に温泉に立ち寄れます。
川沿いの散策路を歩き、赤や黄色に染まる木々と清流の音に包まれた後は、温泉でゆったりと体を温める。紅葉と温泉の両方を満喫できる、むつ市ならではの贅沢な秋の楽しみ方です。
恐山の静けさと祈り、薬研の紅葉——どちらも10月のむつ市を象徴する風景です。自然と文化が交わるこのまちで、季節の移ろいを暮らしの中で感じてみませんか。
当社では、この地域での暮らしを楽しめる住まい探しを全力でサポートしています。むつでの新しい暮らしを、ぜひご一緒に見つけていきましょう。