home 街ピタ ピタットハウス

店舗ブログピタットハウス蒲田東口店

店舗TOPへ戻る

延期・中止が相次ぐ再開発プロジェクト

こんにちは。
売買部の岡田です。

最近よく目にするのが、再開発計画の延期や中止です。
中野サンプラザの再開発計画が事実上、頓挫したのは今年3月のことです。
当初の事業費は1810億円の見込みだったが、工事費の高騰によって事業費は増加。
最終的に当初見込みの2倍近い3500億円あまりに膨らむ恐れが出てきたため、
中野区と野村不動産を代表とするグループは見直しの協議を進めていました。

中野サンプラザの一件は広く報道されたため、ご存じの方も多いかもしれません。
もっとも、中野サンプラザはあくまでも氷山の一角です。
計画の見直しや遅延、あるいは中止を余儀なくされた再開発プロジェクトは
全国的に広がっています。

日経新聞の調査によると、全国で進行している市街地再開発144地区のうち、
8割弱の事業で延期や費用の増加が起きているそうです。
計画を見直した結果、再開発の期間は平均で2.7年延び、費用は2割増えているそうです。
プロジェクトを進める自治体や事業者にとっては由々しき事態です。

それでは、なぜここまでプロジェクトの見直しや遅延が相次いでいるのか。
その最大の要因は、さまざまなところで指摘されているように建設費の高騰にあります。

三菱地所リアルエステートの資料によると、全国の工事費単価は2022年から2024年の2年間で、
鉄骨造で平米あたり27.7%、鉄筋コンクリート造で33.0%上昇しているそうです。
鉄筋やH形鋼のような資材価格の高騰の他、人件費や設備、輸送費などの影響も大きいそうです。

この状況は、まだ暫く続くと思われるので、事業主(建築主)は、今後はより一層の
きちんとした事業計画を立てないと建築物を建てられなくなります。

それではまた
いつかもうすぐ

by おかだ

page top