万葉の昔から歌に詠(よ)まれた名水が湧き出るこの地は、藤原氏が秀郷以来、代々この地方に住み、11代成俊(なるとし)の時代に地名を冠し「佐野」氏に改姓しました。その後も長く佐野家の支配下にありましたが、江戸時代に滅亡したのを機に、諸大名の領地となり、地名も「天明」(てんめい)と変りました。明治時代になり小屋町と合併、「佐野町」になりました。